求職者が知りたいこと、
それは給与、福利厚生、
もちろんそれもありますが、他に知りたいこととは・・・

1つ注目すべき情報が・・・
求人に関する固定概念をちょっと変えて違った角度から見てみると・・・

求人に動画を活用する

中小企業の人材獲得

中小企業の人材獲得は頭の痛い問題です。
なかなか中小企業に人が来てくれない。だから常に人員不足
新しい注文が来ても人がいないから受けられない。

人さえいればもっと事業を拡大できるのに、もっといろんなことができるのに。

注目すべき情報

ここで注目すべき情報があります。

江戸時代の文化2年、西暦1805年創業の東京にあるくず餅の製造販売を手掛ける、従業員200名の
和菓子老舗、船橋屋
5人の新卒採用枠に2015年、全国から16,625人の応募があったとのこと。
2008年に新卒採用を始めたそうですが、その時の応募が250人。
だから2015年には開始当時から66.5倍の応募があったとのこと。

いったい何を?

いったいどのように行ったのでしょうか?

広告を大々的に打ったというわけではありません。
テレビに取り上げられて、有名になったとか、有名人の御用達で火が付いたというわけでもありません。

では何をしたのか?

それは、3年間の間、若手社員が毎日、仕事をブログで発信したとのこと。

ブログで発信?

たったそれだけ?

その話本当か?

と疑ってしまいたくなりますが、よく話を聞くと、
それはそうだな、と思ってしまいます。

どんなブログを発信しているのか

いったいどんなブログを発信しているのかというと、若手社員が

普段の仕事の様子を発信したり、入社した動機だったり、普通の休みの日の過ごし方だったり

そんなありふれたことを発信していたのだとか

これは私たち社会人にしてみれば、本当に当たり前のことで、わざわざ聞くまでもないようなことです。

しかし重要なことは・・・

しかし重要なことは、相手は新卒の学生であり、仕事に関しては何も分からないわけです。
バイトの経験はあっても、スーツ着て営業に行ったり、工場で製造の設計をしたり、
アポイントを取って、資料を作ってプレゼンしたり、
そんな普段の会社で働くということの内容が見えない、
何をしているのか分からないので、不安に思ったりするわけです。

直接会社にそんなこと聞きに行くわけにもいかないし、聞きに行ったとしても、
ある程度作られたきれいな話を聞かされるくらいで、
リアルな話はあまり入ってこないわけです。

リアルが知りたい

やはり仕事を探している人は、その会社のリアルが知りたいのです。
だから船橋屋の何気ないブログでも人は集まってくるのでしょう。

我が社の給与はいくらだ、福利厚生はどうだ、仕事の内容はどうだ、将来性はどうだ、などなど
それらは相手に伝えるべき重要な項目です。

しかし仕事を探している人からすると、特に就活の学生の立場からすると、
その会社での日常はどうなのか、どんな人が働いているのか、お客さんにどんな仕事をしているのか、
どんな対応をしているのか、
つまり、その会社のリアルこそが最も知りたいのではないでしょうか?

動画付きホームページを見てもらう

そこで私は、船橋屋のように若手が毎日ブログを書くのもいいですが、
それよりも前のページでもお話したように、
動画付きホームページ、動画付きブログを見てもらうのは、とても効果的だと思います。

ホームページに動画を組み込む目的は、ホームページを第2の営業マンに変身させるということです。
お客様があなたの会社を訪問されたとき、社長以下従業員がどう対応するか、
まるでホームページがお客様対応をしている、
そんな風に作ったホームページを就活の学生に見せると、
リアルの会社の姿を知ってもらうことができるでしょう。

但し、これまでのリクルートについての固定概念を一度壊してみる必要はあります。

何よりも重要なことは、会社中心に考えるのではなく、
求職者の気持ちに立って発想してみるということではないかと思うのですが、
いかがでしょうか。