今日、私のクライアント様とホームページの打合せを行いました。
その会社は警備会社で、今日のテーマは警備員募集と、防犯カメラの売り方についてでした。
特に防犯カメラは、これまでチラシに入れたり、ホームページで打ち出したり、色々やってきましたが、通販会社やホームセンターと比べられ、なかなかうまくいきませんでした。
さて今年はどう取り組むか。
今年に入り、ある病院に一件防犯カメラを納品したとのこと。
この警備会社の社長が、その病院の院長と話している時聞いた話が、実は病院も色々と問題を抱えているとのことでした。
盗難があったり、不審者侵入、それから、モンスター患者、などなど。
それらに対応するため、院長が職員に実施しているアンケートが、「なんでもお困り相談室」だそうです。
それを聞いた警備会社の社長が思い付いたのは、色々な会社、お店、一般家庭に対し、
「防犯なんでもお困り相談室」をやってみようか、ということでした。そして、
「ホームページでも、もう今後は売り込みばかりでなく、防犯を通じてお客様の役に立つことを語ろう」
この業界のことは何も知らない私にとって、警備会社といえば、交通誘導や駐車場警備だけかと思っていましたが、実は警備ということで警察や行政と深くつながっており、日頃から警備や防犯についての社会貢献活動を行っているのです。
その活動を通じて得られた、防犯についての色々なノウハウを提供し、一民間として手に負えないものは警察につないでいく。
警察は市民から防犯に関する相談を受けると、必ず、「防犯カメラは付けましたか?」と聞くそうです。
結果、それがこの警備会社が扱う防犯カメラの拡販につながっていく。
社会貢献活動は社会にとってのベネフィット
お客様は商品・サービスを買うのではない。それを買うことで得られる自分にとってのメリット、つまりベネフィットを買うのです。
そしてその会社が本業を通じて行う社会貢献活動とは、社会にとってのベネフィットです。
ホームページ上で、「防犯何でも相談室」を開設したり、日頃行っている防犯についての社会貢献活動の紹介をしたり。
売り込みだけでない、そんな活動のアピール。
ベネフィットを提供していけば、いずれそれが本業の売り上げにつながっていきます。
「情けは人のためならず」