「動画なんか作っても、いったい誰が見てくれるの?」
近年はYouTubeが大はやり。
YouTubeに興味のある経営者の方は随分増えてきました。

しかし・・・、では自分も作ってみようか、となると、
「動画なんか作っても、いったい誰が見てくれるの?」
と、躊躇してしまう方が多いようです。
これは誰もが抱く素朴な疑問だと思います。

でも、誰が見てくれるのか?、と
受け身で考えていてはいけません。

昔から、異性を口説くときは、
「押してもだめなら、引いてみな」、
という言葉があります。

作った動画を見てもらう、押してもだめなら引いてみる戦略

作った動画を見てもらうには、
誰が見てくれるの?、と普通は受け身で考えてしまうので、まず、「引く戦略」から

動画のプル戦略 「引く」、見に来てもらう戦略

見に来てもらうとは、探して見つけてもらう、ということです。
具体的には、検索型ということで、
ホームページ、ブログ、YouTube、などがそれに当たります。

何か探している人、自分の抱える問題点や悩みを解決したい人、
あるいは、叶えたい願望を持っている人が、
その解決策を求めて、Webで検索する、
いわゆる、ググる。

ホームページやブログ、YouTubeはGoogleの検索型メディアです。

従ってこれらのメディアでは、
お客様の問題や悩み、あるいは叶えたい願望、つまりお客様ニーズ、
これを解決するのが、私の商品やサービスですと
これらメディアで訴えかけることが、重要なポイントとなります。

動画のプッシュ戦略 「押す」、こちらからアクションを起こして見てもらう

こちらからアクションを起こすとは、相手の目に止まるようにする、ということ。

Webの世界では、
Facebook、Twitter、インスタグラム、LINE、メルマガ、
などがそれに当たります。
相手が受け身で見ているところに記事や写真、動画を流し、見てもらいます。
いいね、やシェアなどをしてくれたら広く拡散していきます。

現実の営業現場では、
新聞、チラシ、パンフレット、名刺、ニュースレター、
これらにYouTube動画のURLのQRコードを印刷し、
相手に手渡す時、スマホでスキャンして見てもらいます。

また、商談やセミナー、プレゼンなどで、パソコンやタブレットを使い、
YouTube動画を見せながら説明します。

ではなぜそこまでして見てもらわなくてはならないのか?

会社経営で大事なこと

会社経営で大事なことは、
① 広く会社や商品・サービスを知ってもらい、
② 信用してもらい、ファンになってもらい
③ 買ってもらい
④ お客様を増やしていき、
⑤ お客様との絆を作り、
⑥ また買ってもらう
これらがないと経営は安定しません。

この時動画は重要な役割を果たします。

会社経営における動画の役割

① 動画には表現力が抜群であること。
・ 商品・サービスの良さをビジュアルで分ってもらえる
・ ビジュアルで証拠を見せ信用してもらえる
・ 顔を売り信頼してもらえる
② 動画の拡散力が抜群であること
・ Web、SNS、メルマガ、YouTubeと連携して、広く拡散できる
・ オフライン連携(新聞、チラシ、ニュースレター、名刺)、YouTubeのURL
をQRコードにしてそれら紙の媒体に印刷し、説明時スマホで見せる
・ 商談やセミナーなど営業現場で活用する
③ 継続性による顧客との絆作り
・ スマホで自分で、タダで、簡単に、頻繁に情報提供

上記のように会社経営の原則から考えても、
動画を作り、見てもらうようにすることは、とても重要な経営課題だと思います。

動画を見に来てもらう、プル戦略の具体策

ホームページ、ブログ、YouTubeなどをGoogle検索で見に来てもらう。
このためにはポイントが2つあります。

① お客様ニーズを語り、お客様にとってのメリットを語る

見に来てもらうということは、お客様は探しているから見に来るのです。
探しているということは、そのお客様に、抱えている問題や悩みがあるか、
あるいは叶えたい願望があるから、
それらの解決策を求めて、検索ツールを使ってやって来るのです。

そのためには、まず、お客様の抱える問題点や悩み、あるいは
叶えたい願望、つまりお客様ニーズを語り、お客様の共感を得ることが
まずやるべきことです。

その後、そのニーズを叶えるのが私の商品やサービスであることを
動画で商品・サービスを見せ、その効果やビフォー、アフターを見せ
納得してもらう。

その後、私の商品・サービスを使うことでお客様が得られるメリットを語る

これらが、お客様が満足してくれる内容の動画でないと見てくれません。

② 検索して見つけてくれるために検索キーワードを設定する

いくら動画の内容が素晴らしくても、Googleで検索してヒットし、
検索一覧に上位表示されなければ、見てもらうことはできません。

お客様が検索するであろう検索キーワードを調べ、YouTube投稿の際に
タグ(キーワード)設定をします。

お客様が使うであろう検索キーワードはどうやって見つけるのか?
Googleに、Googleアドワーズ、キーワードプランナーという、
広告掲載するための無料ツールがあります。
これはGoogleに広告を掲載するために有効なキーワードを
探すための無料ツールです。
別に広告を掲載しなくても誰でも使える便利なツールです。

この使い方などについては別のブログで案内します。

動画をこちらからアクションを起こし見てもらう、プッシュ戦略の具体策

受け身で見ている人の目に留まるように、
Webの世界ではFacebook、Twitter、インスタグラム、LINE、メルマガ
などがあります。
FacebookなどのSNSはゴリゴリのビジネス情報では嫌われるので、
くだけた、プライベートな話題が好まれます。
しかし、Facebookページは、ビジネス専用ですから、ビジネス内容で
投稿することができます。
ブログやホームページ、YouTubeのリンクを貼ることでも
いいと思います。
動画の場合は、作った動画を、YouTubeとは別に、
Facebook動画にして投稿することもできます。
いずれにしてもSNSですから全てビジネス内容というわけではなく、
プライベートの内容と半々が適切だと思います。

それに対してメルマガは、希望して見てくれる以上、
ビジネス話題を中心に情報提供することがいいと思います。

メルマガは記事の中に動画を埋め込むことが効果的です。

そしてこのプッシュ戦略で重要なポイントは、
お客様との絆作りを重視するということです。

頻繁にお客様にとって役に立つ情報を提供することで
お客様との間に絆を作る、
これが引き続き買ってくれる、あるいは利用してくれる
ためのポイントとなります。

動画なんか作っていったい誰が見てくれるのか、と
躊躇している経営者の方はかなりいます。

なぜならYouTubeは今大盛況というのに、まだまだ
ビジネス動画を作る経営者は少ないという現状があるからです。

逆に言うと、これらの躊躇する要因を払しょくして、
今からビジネス動画を始め、ノウハウを蓄積していくと、
あなたの会社も大きく飛躍していくことは間違いないと確信します。

まとめ

作った動画は誰が見てくれるのか?
そのためには、

① 見に来てもらう、プル戦略
② こちらからアクションを起こし見てもらう、プッシュ戦略

この2つがあり、

① 見に来てもらう、プル戦略のポイントは
・ お客様ニーズを語り、お客様のメリットを語ることで共感を得る
・ 検索キーワードを見つける

② こちらからアクションを起こし見てもらうプッシュ戦略のポイントは
・ お役立ち情報を頻繁に提供することで、お客様との間に絆を作る