「動画?ウチは平凡な会社だから動画なんか作っても、見せるものがないんです」
ある経営者の方から言われた言葉です。

「ウチはフツーの○○業だから、動画で見せるほどでもない」、
と考えてしまうのかもしれません。

お客様がどう思っているかが大事

しかし、大事なことは、自分が自分の会社のことをどう思っているかではなく、
お客様が、あなたの会社のことをどう思っているか、ということだと思います。

買ってくれる、あるいは利用してくれるお客様がいるということは、
お客様には解決しなければいけないニーズがあるということです。

そしてそれを解決してくれるのが、あなたの商品・サービスだと思うから、
お客様は買ってくれた、あるいは利用してくれた。

その解決すべきニーズと、
商品・サービスを買って、あるいは利用することで得られた
お客様にとってのメリット、
これはお客様にとって、とてもありがたいこと、
まさに「宝物」だと思います。

あなたが平凡だと思っていることは、
お客様にとっては、「宝物」。

いかがですか?
動画で語るべきことは、きっとあると思いますよ。
しかも、たくさん、お客様の数だけ。

あなたが普通だと思うことは、他の人から見てすごいこと

以前テレビで見た話。
北陸の伝統工芸、和バサミの工場。
日本の伝統工芸は衰退の一途をたどっており、その工場も同じ状況。
10年前と比べると、受注が10分の1に激減したとか。
「もう工場を畳むしかないよ」
「でも素晴らしい技術じゃないですか」
「こんなのどこでもあるし・・・」

そう思っていた時、東京に住むフランス人のプロデューサーがやってきて、
その卓越した技術に驚嘆して、
ぜひ私にプロデュースさせて欲しい、と申し出て、
パッケージと売り方をアレンジし、フランスで売り出したとのこと。

結果は、パリっ子を感激させ、予想外の高値で完売したとのこと。

この話は、自分がなんてことないと思っていることは、
他の人から見たら、すごいと思わせることがあるということです。

あなたの会社の商品やサービスは自分では平凡だと思っていても、
お客様から見たら、すごいと思っているかもしれません。

だから、お客様リサーチをぜひともお勧めします。
あなたのお客様はあなたの商品・サービスをどう思っているか。

ここでやっていけないことは、
「改善すべきことは何ですか?」
と聞いてしまうということです。
私たち日本人は、どうもネガティブ思考が強くて、
欠点だけを探そうとします。

悪いところを改善するという精神は、
よりよい方向へ向かわせる原動力になりますが、
反面、自分の良いところ、
つまり、「強み」に目を向けない、ということにもなりかねません。

平凡だ、と言っていないで、
お客様から、自分の強みを聞き出し、
積極的に、広くあなたの商品・サービスをアピールしましょう。

会社経営で大事なこと

ここで原則的なお話ですが、会社経営で大事なことは、

① 広く会社や商品・サービスを知ってもらい
② 信用してもらい、ファンになってもらい
③ 買ってもらい
④ お客様を増やしていき
⑤ お客様との絆を作り
⑥ また買ってもらう
これがないと売上は伸びていきません

会社経営に動画が欠かせない理由

上記の会社経営に大事なことと、ビジネス動画の特性はピッタリと符合します。

① 動画の表現力
・ 商品・サービスの良さをビジュアルで分ってもらえる
・ 証拠を映像で見せ信用してもらえる
・ 顔を売り、人を売り、信頼してもらえる
② 動画の拡散力
・ Web、ブログ、メルマガ、SNS、YouTubeと連携して拡散していく
・ チラシ、パンフレット、名刺、ニュースレターにYouTueのURLの
QRコードを印刷し、手渡し時にスマホでスキャンして動画を見せる
・ 営業現場で活用できる
③ 継続性による顧客との絆作り
・ スマホで、自分で、タダで、簡単に、頻繁に、情報提供

平凡な会社が動画でアピール

あなたの会社の商品・サービスは、平凡だと思っているのなら、
なおさらYouTubeやFacebookなどの動画を使って情報を発信しましょう。

① まずお客様の抱える問題・悩み、または叶えたい願望を語り、
お客様の共感を得ましょう。
② それらお客様のニーズを解決するのがあなたの商品・サービスであることを
語りましょう。詳しく商品の特徴・機能を語ります。
商品なら動かして、その効果を見る、サービスなら実際にやって見せる。
③ 商品・サービスを使うことで得られるお客様にとってのメリットを語りましょう。
④ 商品・サービスを使った効果をビフォー・アフターで見せましょう
⑤ お客様の声を聞かせましょう。
⑥ 取得している資格、取得した賞、推薦の言葉などの証拠を見せましょう。
⑦ これらの映像をスマホで、自分で作り、YouTubeに投稿したり、
Facebookにも投稿しましょう。
またホームページやブログに画面を埋め込みましょう。

今こそ競合の一歩先を行こう

あなたの商品・サービスが平凡だと思っているのなら、
同業者も同じことを考えていることでしょう。
だから、そんな競合他社は、動画でアピールなどとは考えないと思います。

だからあなたがここで動画で広くアピールすることを始めるということは
競合他社の一歩先を行くことができるということになります。

ぜひこれを契機に広くあなたの会社をアピールすることを始めませんか?