ある経営者の集まりでのこと。
「あなたの会社も動画でアピールしませんか?」、
「ウチの会社は動画には向いていません」。

こういうことをおっしゃる方は結構多くいらっしゃいます。
業種的には、旅行代理店、保険代理店、司法書士などなど。
要するに動画で表現しにくい業種なのです。

確かに、美容院や飲食店、観光地など、ビジュアル効果がある業種なら、
動画で表現しやすいし、
また、形のある商品を扱っている業種も、動画にしやすいでしょう。

形を見せられる業種だけが動画向きじゃない

しかし、形を見せられるビジネスばかりが動画向きというわけではありません。
形のない業種、先ほどの保険代理店、弁護士や税理士などの士業などは
形を見せられないので、動画向きではないと考えるのは当然でしょう。

しかし、ビジネスを動画でアピールする場合、
形があるかどうかはそれほど重要ではありません。

お客様が求めているものを提供できるのは、自分であるということを
動画でアピールしましょう。
外見ではなくその内容こそが大事です。

会社経営にとって大事なこと

会社経営にとって大事なことは、
① あなたの会社や商品、サービスを広く知ってもらい
② 信用してもらい、ファンになってもらい
③ 買ってもらい、あるいは利用してもらい、
④ そんなお客様を増やしていき、
⑤ お客様との絆を作っていく
これらがないと売上は上がっていきません。

会社経営に密接な関係のある動画の機能

会社経営の観点から見た動画の機能とは
① 動画の表現力は絶大
・ 商品・サービスの良さが目で見てダイレクトに分ってもらえる
・ 証拠を見せ信用してもらえる
・ 経営者、及び従業員の顔を見せ信用してもらえる
② 動画の拡散力は絶大
・ Web、SNS、YouTubeとの連携力が絶大
・ チラシ、パンフレット、名刺、ニュースレターなど紙との連携
・ 営業現場で活用できる
③ 継続性による顧客との絆作りが可能
・ スマホで自分でタダで簡単に頻繁に、情報発信ができる
・ 自分で作ることができるので大量に作れる
・ 顧客に頻繁に情報提供できる

形に表しにくいビジネスの動画表現

このように会社にとって大事なことと動画の関連性を理解すると、どうすべきかが見えてきます。
形に表しにくいビジネス、つまり、役務の提供、先ほどのように、旅行代理店、生命保険、損害保険、経営コンサルタント、弁護士、税理士、司法書士、行政書士、社会保険労務士、その他
これらのビジネスは動画で形を見せにくい業種です。
しかし、これらのビジネスはお客様に、価値の提供を行っています。
ならば、その提供する価値を、経営者自ら動画で語りかけましょう。

① お客様のニーズを語り共感を得る

あなたのお客様にはあなたのビジネスが必要な理由があるばずです。
何らかの問題や悩み、あるいは叶えたい願望など、つまりニーズ。
まずこれらのお客様のニーズを語りかけることで、共感を得る。
「あなたは、○○で困っていませんか?」
「○○したいと思っていませんか?」

② あなたのビジネスの内容、特徴を語る

お客様のニーズを解決するのは、私のビジネスであること、つまり
・ ○○の特徴がある
・ △△の機能がある・・・・・・

③ そのことでお客様が得られるメリットを語る

あなたのビジネスを利用することで、お客様にはこんなメリットがある。
・ メリット1 ・・・・・
・ メリット2 ・・・・・
・ メリット3 ・・・・・

④ 経営者の顔を売る

形で表しにくいビジネスであるのなら、
上記の項目を経営者自らが動画で語りかけましょう。

顔出しは恥ずかしい、と最初の内は感じるはずです。
しかし、普通のビジネスの世界では、
自らの顔を売ることは必須の条件のはずです。

顔の見えない会社の商品やサービスは、人は買いませんし、利用しません。
動画も同じことが言えます。
顔を売ることで、相手は安心し、信用してくれるようになります。
だから恥ずかしいどころか、ビジネスの絶好のチャンスとなります。

実際には会ったことのない人でも、動画で頻繁に顔を見ていたら、
見る人は旧知の人のように感じてくれるものです。

動画で顔を売るということの不思議な効果です。
画面で見るので、あたかも俳優のように感じてしまうのです。

そう、あなたはネットアイドル、なんです。

⑤ 作った動画はWeb、SNS、オフラインと連携させて拡散させる

作った動画はYouTubeに投稿させているだけでなく、
ホームページやブログにYouTube画面を埋め込みます。
(その方法は別のブログで掲載します)

また、Facebook、Twitter、インスタグラム、LINEなどとリンクを貼ります。
メルマガを発行している方はその中にYouTube画面を埋め込みます。

また、会社パンフレット、チラシ、名刺、ニュースレターなどの紙の媒体は、
YouTubeのURLのQRコードを印刷し、手渡す時、
スマホでスキャンして動画を見せて説明します。

時代はもはや動画の時代。時代に取り残されないように。

このようなビジネスは、形に表しにくいビジネスです。
それだけに、決め手は、やっている人そのものの、人間としての信頼性、
あの人知っている、という安心感、そのものにあると思います。

顔を、人を、知ってもらえたら、あるいは、覚えてもらえたら、
競合他社との競争に勝てると思います。
いくら商品、サービスが良くても、いくら値段が安くても、
良く知っていて、信頼している人から、人はモノを買います。
あるいはサービスを利用します。

顔がいい、外見がカッコいい、そんなことは問題ではありません。
ましてや、口下手など全く問題ではありません。
誠実な語り口こそ、信頼を生みます。
先ほども言ったように、動画で顔を売っていたら、
相手はあなたのことを旧知の友人のように感じてくれます。

今ネットの世界は急速に文字や写真の世界から、
動画の世界に変わりつつあります。

このような、形にしにくいビジネスの場合、いまから
動画でビジネスをアピールするノウハウを蓄積していかないと、
後であわてても後の祭りとなるでしょう。

まとめ

① 形を見せられる業種だけが動画向きじゃありません。

② 会社経営にとって大事なことは、
・ あなたの会社や商品、サービスを広く知ってもらい
・ 信用してもらい、お客様を増やしていき、
・ お客様との絆を作っていくこと。

③ 動画の特性は、
・ 表現力が絶大であること
・ 拡散力が絶大であること
・ 継続性による顧客との絆作りが可能であること

④ 形に表しにくいビジネスの動画表現は、
・ お客様のニーズを語り共感を得る
・ あなたのビジネスの内容、特徴を語る
・ そのことで得られるお客様のメリットを語る
・ 経営者の顔を売る
・ 作った動画はWeb、SNS、オフラインで連携を図り拡散させる

⑤ 時代はもはや動画の時代、時代に取り残されないようにしよう。