先日、知り合いの製薬卸会社の社長さんと話をしていた時のことです。

業界の話、会社創業に至るまでの話、今の経営状態の話など、色々とお話しする中で、話はホームページの話に及びました。

「ウチのホームページを見てください。どう思います?。何の問い合わせや反応もないんですよ・・・」、とのこと。
その場にあったiPadを開き、見てみると・・・・
一見地味ですが、事業のことはしっかりと書かれている、そう思いました。

しかし、卸の会社であることが、一見して分かりづらい。
だからかもしれないが、誰を相手にしているのかわかりづらい。
また、だからかもしれないが、どんな病気のどんな症状に苦しんでいる人に語りかけているのかわかりづらい。いや、語りかけていない。
まさに独り言、しかも自分にしかわからない(専門用語の)ホームページ。

でもこんなホームページ、ちょっと違いはあるにせよ、よく見かけます。

現実の営業とホームページ

あなたが営業でお客様の会社を訪問した時のことを思い浮かべてください。
いきなり、自社商品・サービスの売り込みの話に入っていきますか?
そんなことはしませんよね。

最初雑談から入っていき、お客様の近況をお伺いし、お困り事や、相手の経営課題を聞いたり、お悩みを聞いたり、まず、そんなことをしますよね。

そして、お客様のことを良く理解したうえで、お客様のニーズに合う、自社商品・サービスのご紹介に入っていく。

そして、この商品・サービスが信頼に値するものであることを分って頂くために、他のお客様の声や、公的機関からの受賞や資格などをお見せする、そんなことをやりますよね。

きっと、この製薬卸会社の社長さんも、日頃の営業活動ではそうしていると思います。
では、なぜ、ホームページではそうしないのか?
その違いは何なのでしょうか?

現実の営業では、目の前にお客様がいるので、相手の状況を聞きながら、相手に合わせてセールスができます。
それに対して、ホームページを書くときは目の前にお客様はいません。だからお客様をイメージして記事を書くことができない、いったい誰が自分のお客様かもわかりづらい。

そんな状態で記事を書いていると、次第に、「独り言」のようなホームページになってしまいます。しかもその独り言も、自分にしか分からない独り言。

ホームページを書く画面の向こうには、あなたの恋人がいます

独り言をつぶやいていれば、誰かが聞いてくれますかねえ?
しかも自分にしかわからない(専門用語の)独り言を・・・・・

あなたのホームページは誰かが見ています。
もし、記事を読んでくれる人がいれば、それはあなたの見込客かもしれません。
少なくとも、あなたの商品・サービスに興味のある人には違いないでしょう。

だったら、独り言ではなく、その相手に話しかけましょう。

でも、この時勘違いしがちなのは、
あなたから見たら、記事を読んでくれる人は、1対多で、多数かもしれませんが、
実は、読んでくれる人から見たら、1対1、記事を書いている人は1人なのです。

だから、記事を書く時は、1対1で書きましょう。
「みなさ~ん、私は・・・」、となってはいけません。
これじゃあ、政治家の街頭演説と同じになってしまいます。

「○○でお困りのあなた、・・・」、
「○○ができたらいいな、と思ってる、あなた、・・・」
でなければいけません。
そう、記事を書く相手は「たった一人の」あなたの恋人なのです。
だって、あなたの商品・サービスを買ってくれるんでしょ。