もうすぐバレンタイン。乙女は何のためにチョコを買うのでしょうか?
そんなことは言わなくたって分ってますよね。

恋人へ・・・、密かに想っている人へ・・・、想いよ届け!・・・、と、買うのですよね。

その乙女はチョコを買っているのではなく、想いを届けたいために買っているのですよね。

もちろん最近は草食人間が増えてきて、自分チョコや友チョコなんか味気ないものもありますが・・・

この時、チョコは商品であり機能・特徴です。
それに対して、「想い」とは、ベネフィット。
ベネフィットとは、買うことで得られるお客様のメリット、もっといえば感情的メリットです。

だから、お客様は商品を買っているのではなく、ベネフィットを買っているのです。

売り手は商品特徴ばかり語りたがる

電気店へパソコンを買いに行った時のこと。

店員さん:「このパソコンは重さ1kg以下です。」
私のつぶやき:「ということは、バッグに入れて楽に持ち歩ける。」

店員さん:「無線LAN内蔵です。」
私のつぶやき:「ということは無線ルーターがあれば、家の中でケーブルなしでどこでも移動できる」

店員さん:「バッテリー持続時間は12時間です。」
私のつぶやき:「ということは会社のプレゼンが2時間だから外部電源なしで使える」

そして、心の中で言いました。
「店員さんよ、いちいち想像させんなよ、こっちのメリット言えって!、気の利かねえ奴!」

ベネフィットとは、商品を使った結果、お客様が得られたメリット

もうお分かりですね。私のつぶやきが、お客様ベネフィット、日本語で、「便益」と言います。
商品を使った、お客様のメリットです。しかもかなり感情的なメリットです。

こんな風に、お客様にいちいちベネフィットを想像させるような、つまり、商品特徴しか説明しない店員さんがいかに多いことか。
これはホームページでも言えます。商品特徴しか語っていなくて、ベネフィットを語っていないホームページは多く見かけます。

しかし、お客様の方がベネフィットを想像できる場合はいいのですが、ベネフィットに気がつかないお客様、または、ベネフィットを想像できにくい商品の場合は、どうしますか?

そう、言ってあげないと分りません。
しかもベネフィットとは多分に感情的な部分を含んでいるので、これをうまく表現してあげると・・・・、はまりますよ。きっと、いや絶対。

バレンタインチョコなんか、もろ、感情の塊だから、商品はいくらでも作れます。

ビタースイートチョコはどんな想い?つまりベネフィットは?
マシュマロチョコは?
甘い甘いミルクチョコは?
手造りハート型チョコは?

色んな想いを乗せて、ベネフィットを乗せて、今年もやってきた!、バレンタインデー