昔テレビCMで上司が部下に、「お前、あのお客さん、どうした?」、「あ、メールしときました」、「バカ!、営業は足だ!、行ってこい!」、「・・・はーい」、というCMがありました。
確かに、お客様に伝わる親密度は、
① 文字より写真
② 写真より動画
③ 動画よりリアルの営業、でしょう。
会って直接話すことに勝る営業効果はないでしょう。
リアル営業には限界も・・・
確かに営業でベストは直接会うことです。
しかし実際に訪問して会うためには、移動時間、スケジュール、頻度、地域範囲など限界があります。
また実際に会うとなると、相手にも貴重な時間を割いてもらわなければならないので、嫌がられることにもなりかねません。
そこで、営業効果として、2番目に効果がある、動画、とりわけYouTube動画の活用はとても有効だと思います。
ホームページとYouTubeビジネス動画
先日、ある弁護士さんのホームページと、その方のYouTube動画を見ました。
同じ人なのに、ホームページと動画とでは、伝わってくる説得力、親近感、伝わる人柄などが全く違います。
ホームページでは、仕事の内容が詳しく伝わります。その代わり人柄や熱い想いなどの感情的な部分は、動画に比べて希薄です。
それに対して、動画は画面がどんどん流れていくので、仕事の詳細など覚えて欲しいような内容は頭に残りにくい媒体です。それに反し、本人の熱い想い、人柄、など感情的な部分はストレートに伝わってきます。
理性的な部分はホームページで伝える、感情的な部分は動画で伝える。
この使い分けが重要だと思います。
動画といえども、セリフ棒読みじゃあ、台無しでしょ
今度は、弁護士さんでも、違う方のYouTube動画を見比べてみたら、おもしろいことに気付きました。
ある方は、プロの動画制作会社から作ってもらっているようで、とてもきれいでおしゃれな映像です。しかし本人さんの語りの部分は、カメラの前にシナリオを書いたカンペ(カンニングペーパー)が置かれているようで、それを棒読みでした。私も同じ映像制作業者なのですぐに分ります。シナリオを一気に読もうとして、緊張のあまり、とても無機質な表情で、目はカンペを追って横に泳ぎます。
これでは本人の熱い想い、情熱などは伝わりません。まさに金だけ掛けて台無しです。
一方別の弁護士さんのYouTube動画は自分でスマホで撮影しているようで、撮り方は下手だし、照明は暗い、音声はカメラの内蔵マイクを使っているので周りの反響音で聞き取りにくい。
しかし、本人さんの仕事に対する想いは切々と伝わってきます。
さて、どちらが見る人にとって価値ある動画でしょうか。
もちろん後者の動画です。
金をかけて業者に作ってもらうより、下手でも自分で納得するまで作った方が、見ている人に想いが伝わります。
あなたも自分で、あなたのビジネスをYouTube動画でアピールしてみませんか。